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平成15年12月15日発行 日本住宅新聞で当社(大和リーディング)、グループ会社(ミリオン建設)が紹介されました

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パッシブソーラーハウスやオール電化住宅等を供給しているミリオン建設は不動産業の椛蝌aリーディングのグループ会社である。先進的な工法等を取り入れて他社と差別化を図り、住宅建築も受注しようという方針で平成11年4月にミリオン建設を設立した。「本来は売り建て100%にしたいが、現状は建売と売り建てが半々。今のお客様は実物を見ないとわからないという方が多い。ご極分化ですね。住宅のことをわかっているお客様は雑誌などでよく勉強をされていて、こだわりの家造りを求められる。そうでないお客様は『おまかせします』と言う方多い」。同社の営業エリアはクルマで1時間以内、船橋市を中心に八千代市、市川市、習志野市などが主要なエリアだ。客層は第一次取得が7割、マンションや戸建住宅がらの住み替え・買替え層が3割。こだわりの家造りを求めるお客様は、この三割の客層ということになろうが、そういうお客からは、親戚など新たなお客を紹介されることが多いという。建売りでも、「大変気に入っていただき、ご本人の他に、弟さん、娘夫婦、息子夫婦と合計4棟も買っていただいたお客様もおります。」つまり高い評価を得る家づくりを行っているわけだ。その家づくりはどのようなものだろうか。

 

大工を大事にする

「当社は今、平均すると、新築は年間25棟ですが、現場監督は3人。経費削減という考えで、現場監督1人で20棟はこなせるといって、やっている同業者もいますが、うちはそういうことは決してやらない方針です。建売りにしても売り建ての注文住宅にしても現場監督がきめ細かく工事管理を行う」「1人の現場監督がたくさんの現場を抱えてどんどん工事を進めていく同業者もいますが、それだと職人が殺伐としてくる。いい仕事はできません。工事の質は監督と大工で決まる。幸い、当社の大工は年齢的にも技術的にも熟練が多く、いいものを造りたいという“こだわり”を持っている。そういう大工を私は大事にしたい。

 

売り建て式であっても、完全自由設計

「今の時代は情報が氾濫し、雑誌やインターネット等で入手も容易。住宅についても然りだが、一般の人は情報が多すぎて整理できにくい。そこで私どもの役目は、工法も材料も沢山ある中でわかりやすく紐をといて整理し、お客様はマイホームに対して夢をたくさん持ち頭でっかちになっているが、そこからスタートして、予算を考慮にいれ出来るもの、出来ないもの、必要なもの、後回しにできるもの等の選択をお手伝いし、最終的に形にしていくことですね」(ミリオン建設部長)このような方針から同社は売り建て方式であっても完全自由設計の注文住宅とし、規格住宅は一切設けていない。
「規格住宅をたくさん用意し、これが気に入らなければ、次はこれはどうですかといった売り方をする業者もいますが、当社は打合せに充分な時間をかけ、お客様に納得・満足して頂いて家造りを行っています」(ミリオン建設部長)

 

質、技術力で

「ひと頃はローコスト住宅が異常に盛り上がっていましたが、住宅は価格だけではない。品質と技術力こそ我々、町場の工務店が誇るべきもので大手ハウスメーカと競争できるし、お客さまにも満足いただけるポイントでしょう」(同)同社は早くから高断熱のスタイロハウスを採用、次いでパッシブソーラーで次世代エネ基準対応のヘルシーハウス工法も導入している。注文住宅だけでなく、建売住宅でも次世代省エネ対応の住宅をいち早く採用している。土台、柱は耐久性の優れるヒノキ、高耐震ベタ基礎、土台回り全周通気の基礎パッキン、接合部分金物等を建売住宅の標準仕様とし、建売、注文住宅全棟に10年保証制度((財)受託保証機構の制度を利用)を付けている。7月から施工されたシックハウス対策については、それよりもずっと早い時期から珪藻土壁(エコ・クイーン)やシラス壁(薩摩中霧島壁)等の健康建材、自然素材等を採用。換気対策も高断熱気密住宅なら第三種の計画換気、そうでない住宅にはダクトレスの強制排気方式と適宜使い分けるなどして技術力を発揮している。都会的なセンスに溢れる洋風住宅を『売り』とする同社だが、「ニーズへの対応は色々だが、品質は絶対に落とさない」と。